アズーわくわく通信
2007年9月号
「品格」のある日本人に
昨今、いろいろなところで、教育のあり方や、物質的に豊かになった、日本人の心の豊かさに関心が集まっています。
その「心の豊かさ」について、最近話題になっている書籍の中にも、「品格」という言葉がよく使われるようになりました。 そうした一冊に『女性の品格』という本がありますが、本稿をご覧頂いている読者の中にも、 既にお読みになった方がいらっしゃるのではないでしょうか?
著者の坂東眞理子(ばんどうまりこ)さんは、「品格ある国家は、品格ある個人の存在が前提にある」とし、 「女性」をテーマに、いろいろな要素を説いておられます。その大半を、社会で働く女性として、 『品格ある姿勢』をどのように育てるかということに紙面をさいておられますが、中には「女性」としての観点に留まらず、 未来を担う子どもたちの教育面においても大切な要素がたくさんでてきます。
例えば、「ネガティブな言葉は使わない」、「約束はきちんと守る」、「よいことは隠れてする」、「誰に対しても誠実に接する」などなどですが、 これらのことは、大人になってから、急にできるものではありませんので、子どものときからの習慣づけがどれだけ大切であるのかが分かります。
また、その中で述べられている「人間として大切なこと」は、どこの国でも大切なことでしょうし、多少の文化による違いはあるでしょうが、 基本的なことでもあります。私も留学中に痛感させられたのですが、どれだけ英語が上手に話せても、遅刻するような人は信用してもらえません。 ましてや、人の悪口や他人の迷惑を考えずに行動する人の周りに、人は集まってこないものです。欧米社会に限らず、どこの国においても、 人間として基本的なことができなければ、良好な人間関係は保てないものと言えます。
なお、世界共通ではありませんが、日本には、日本固有の文化から生まれた、すばらしい習慣や考え方があります。 そうした文化や習慣を大切にすることも、「日本人」としての「品格」を育てることにつながるのではないでしょうか。
「品格」というと、ちょっと大げさな感じがいたしますが、一人の日本人として、そういうことを意識することで、また、 違ったものの見方ができるようになるのではないかと思います。
「品格」を意識した行動の実践、あなたも始めてみませんか?

